ご挨拶
愛育病院のホームページを訪れて頂きまして誠にありがとうございます。2023年1月1日付けで病院長を拝命しました盛 暁生と申します。
愛育病院は、1957年に開設された、北海道では比較的長い歴史を持った病院です。開設当初から、北海道大学病院の内科、外科、小児科の関連病院としての役割を担って参りました。現在まで、医師の人的交流も盛んに行われ、北大病院の各科と診療連携しながら、愛育病院自体も最先端の医療レベルを保つことを使命として歩んで参りました。2008年には現在の札幌・円山地区に新築移転し、最新の医療機器を備えた地域の基幹病院として新たに歩み始めております。
現在は、細分化された医療に求められるニーズに応えるために、血液内科、消化器内科、糖尿病内科、循環器内科、外科、整形外科、乳腺外科、小児科、麻酔科、リハビリテーション科を備えております。特に、1993年に創設された血液内科は、高度無菌治療室35床を含めた専門病棟を擁する血液病センターとして、その診療実績と併せて、全国有数の血液内科であると自負しております。高齢化に伴い白血病などの血液内科疾患は増加しており、北大病院と強固に連携して、北海道の血液内科診療を支えて参りたいと勤めております。
また、札幌・円山地区の唯一の地域基幹病院として、周辺の住民の皆さま、更には札幌の皆さまの健康増進に役立つ病院であることも大変重要な役割と考えております。そのために、各診療科で高い医療レベルを保ち、最新の医療機器を備え、近隣の医療施設の皆様のご協力も賜りながら、医師、看護師、メディカルスタッフ全員で外来および入院診療に邁進しております。
さらに、病気の早期発見と日常の健康維持のために、健康診断部門を充実させております。専属のスタッフが、一般的な健康診断から人間ドックまで、様々なご希望にお応えする健康診断を提案させて頂いており、個人での受診はもちろん、企業の皆さまの従業員健診にも対応させて頂いております。
さて、2023年1月現在、未だに新型コロナ感染症の収束は見通せておりません。しかし、歴史に倣うのであれば、およそ100年前のスペイン風邪(当時の新型インフルエンザ感染症)は3年で収束しました。2020年初頭から始まったパンデミックも、世界中の人々の弛まぬ努力により、近い将来に必ず収束するでしょう。愛育病院も、コロナ感染下においては、通常診療を可能な限り維持しながら、発熱外来や専門病棟を備えるなど対応しております。また、血液疾患におけるコロナワクチンの有効性に関する情報を、世界に先駆けて発信しており、血液疾患患者の皆さまから感謝のお言葉を頂くことが出来ました。
皆さまの生活が少しでも早く日常を取り戻すことを祈りつつ、愛育病院職員皆と共に、皆さまの健康維持・増進に役立つ病院であろうと奮闘努力して参ります。今後とも暖かいご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2023年1月1日
病院理念
私達は、愛育病院が地域の皆さまに
心から愛され、
信頼される病院
となることを目指します。
基本方針
- 一人一人の患者さまに、最適な医療を安全に提供できるよう努めます。
- 一人一人の職員が、患者さまにお仕えする気持ちを大切にした医療を目指します。
- 一人一人の職員が、医療技術の向上と医療に携わる者として、その資質の向上に努めます。
- 地域の医療機関、福祉施設との連携を大切にします。