セカンドオピニオンとは
”セカンドオピニオン”の日本語訳は「第2の意見」です。医療の場では、患者さまが現在診療を受けている担当医師とは別に、他の医療機関の医師に診断や治療方法などの意見を求めることを指しています。
当院では「セカンドオピニオン外来」を設置して、希望する患者さまに対応しております。
どのような時にセカンドオピニオンのしくみを利用するのか
「担当医師の診断・説明に納得ができない、不安がある 」「担当医師が示した治療方法の選択に迷っている 」「他の治療方法がないか知りたい」などの時に、他の医療機関の医師に意見や助言および判断を求めることができます。
他の医師がどのように考え、判断するかを知ることで患者さまの病気への理解を深め、決断を支援し、また納得して治療に向き合うことができるように援助するものです。担当医師や病院を変えたいという目的で利用するものではなく、あくまで「別の医師の意見を聞くこと」がセカンドオピニオンのしくみです。
患者さまご本人の同意があれば、ご家族などが利用することも可能です。
セカンドオピニオンの対象にならないケース
次のような場合は、当院のセカンドオピニオン外来をご利用できません。
- 相談者が患者さまのご家族でも、患者さまご本人の同意がない場合(患者さまが18未満の場合は除く)
- 当院が指定する資料(診療情報提供書および検査・画像データなど)を事前にご準備できない場合
- 現在の担当医師が、セカンドオピニオンを受けることを了承していない場合
- 現在の担当医師に対する不満、医療過誤の照会、訴訟に関する相談(例えば、医療ミスがあったか確認したい、過去の治療が正しかったか確認したいなど)
- 転医、転院が目的の場合
- すでに終了した治療に対する相談
- 精神疾患に関する相談
- 医療費の内容、医療給付に関する相談
- 死亡された患者さまを対象とする場合
セカンドオピニオン外来ご利用の流れ
電話にて当院 地域医療連携室へご連絡ください
TEL:011-522-1106(地域医療連携室 直通)
医療相談員(ソーシャルワーカー)が対応いたします。当院で対応可能なご相談内容か確認し、必要な書類や準備などの打合せを行います。
現在の担当医師にセカンドオピニオンを利用することをお伝えして、診療情報提供書(紹介状)、検査所見、画像データなど当院が指定する資料をもらってください
患者さまの病状を判断するためには、検査データなどの各種資料が不可欠です。
「セカンドオピニオン外来申込書」、および当院が指定した資料をご郵送ください
【宛先】
〒064-0804
札幌市中央区 南4条西25丁目2番1号
医療法人菊郷会 愛育病院 地域医療連携室
当院医療相談員より、セカンドオピニオン外来受診の日程調整の電話をさしあげます
セカンドオピニオン外来当日
セカンドオピニオンは健康保険が効きません(自由診療)ので当院が定める料金をお支払いいただきます。
料金:16,500円(税込)
時間:最大1時間とさせていただきます
※当日は自由診療となるため、健康保険適応の投薬や検査などの診療行為はできません。
後日に、当院より報告書を郵送します
セカンドオピニオンの報告書を、申込者および現在の担当医師宛に郵送いたします。